忘れ物はないね?

『忘却』とは、忘れ去ることである。
人は『忘れる』という能力がなければ、絶望で生きていけないそうだ。
しかし、私にはそれらの忘れ物が大変愛おしく、また、そういった忘却の 中に存在する、私がかつて此処に存在していた証拠のかけらのようなものが、
どこか遠いところへでも散らばって、ある日ひょっと誰かのしゃっくりを止めたり
犬に遠ぼえをさせたりできないか、などと思うのである。
だから、私はこの日記を書くことにする。
この日記はその日にあった笑えることや、怒れることや、
その日に思い出した面白いことや悲しいことを記すためにある。どんどん忘れていくTwitterはコチラ

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2004年02月25日(水)模様替え

表紙のイラストを模様替えしてみました。
ずっと「お正月」だったので、気にしてたんだけど、なかなか落ち着いて絵が描けなかった。考えてても描けないからスタバでぼーっとコーヒーを飲んだ。そこのガラスから見える様子をメモ帳にスケッチした。で、描いた絵があれ。
だからこれはうちの近所なのです。お店はフィクションだけどね。

もうすぐゆわかしと口ぶえ。新曲を多めにやろうかな、なんて考えてます。今年になって1月はのんき大将、2月は弾き語り、3月ワンマン、4月空気公団、で、5月はまだ未定ながらもまた別の場所で弾き語りに誘っていただいている。そんなこんなで月イチでなんやかんやとライブをやってることになりますね。今年のキーワードはずばり『他所の家』です。
つまり他所のテリトリーへどんどん行こう、ということです。考えてみれば、自分の家に友達を呼んでその場を自分ワールドにするのはある意味簡単だもんね。他所のなわばりへ行って思いっきり遊んだりケンカしたりしながらも「自分でいる」ほうがうんと難しい。当たり前だけど。今年はそれをどんどんやろうと思っているのだす。だからそれこそカラダとピアノひとつ(またはふたつ?)とかでもどんどん他所へ遊びに行こうと思うのです。そうすると「ゆわかしと口ぶえ」も自然ともっとガツーンとしたものになりそうな気がするんどす。

[link:169] 2004年02月26日(木) 02:17


2004年02月27日(金)ぼたんとばら

ここで告白するのはどうしようかと迷ったんですが....、私はずばり、お昼の連続ドラマ『牡丹と薔薇』を観ています。いえ、そればかりでなく明らかにはまっています。あまり皆このことを言わないのは、やはりなんとなくいけないことのような気がするからでしょうか。東海テレビ制作のドロドロの昼ドラなんですが、いわゆる「ツッコミどころ満載すぎてツッコンじゃだめ」なタイプのそういうドラマです。そんなん今さら観てもなあ、とか思って全然最初観るつもりもなかったんですが、主演の大河内奈々子を以前スーパーマーケットやTSUTAYAなどで見かけたことにより、俄然親近感がわいてちょっと観てみようかな、程度にチャンネルを合わせてしまった。大雑把にいうと大河内演じる姉と小沢真珠演じる妹の生涯にわたる愛憎劇がくりひろげられる一大スペクタクル。そしたらその30分の間に妹役の小沢真珠が雛人形の首を抜いて暴れたり、いつの時代か全然わかんない『不良(外国人もいる。弾き語りをしているらしい。)』と戯れたり、大河内奈々子はお金を盗んだ濡れ衣を着せられて母親から『薄汚いドロボウへび!(本当はこれに似た別のセリフだった)』と罵られたりで、もう大変だった。そしてそれから2週間ぐらい観ているけど、毎日そういう「飛び道具」のようなシーンがあって、恋人が上半身裸でムチに打たれたかと思ったら次の瞬間道路へ飛び出してあっさり死んでしまったり、洋服をズタズタにハサミで切り裂いたりで30分。また別の日には姉が例の不良に暴行されたり、そんでそれは妹の陰謀で、その真相を血のつながらない弟と育ての父が知ってしまって父が包丁持ってあばれたり。で結局大河内奈々子を刺しちゃったりで30分。
で今は、奈々子の傷が1日で治っちゃったと思ったら今度は両親が飛行機事故で死んでしまった段階。
もう短い時間によくそんなに思いつくなあと思うような展開がありすぎて、しかも知らないうちに1年経ってたりして、もう何がどうなってこうなってるのか思い出せない。
で、こういうのをクドカンとかが面白がってやりそうなんだけど(マンハッタンラブストーリーの中の『軽井沢婦人』とか。)、そういう「お楽しみ」的な濃い人が濃く演じるやつじゃなくて、あえて「フツーの役者さんたち」がやってるのが見どころです。『棒読みっぽく』やってるんじゃなくて、微妙にほんとうに棒読みっぽい役者さんがやってたり。いやなんだけど、でもちょっとどっかにひっかかる感じの微妙なさじ加減.......とかって思って観出すと、やっぱりこのディレクターはすごいのかもしれません。ツッコんじゃうと面白くないので、ツッコまないで観ることが第一条件です。でも一回はぜったい大笑いしてしまう。

[link:170] 2004年02月28日(土) 01:50


2004年02月29日(日)お手伝い

青木(孝明)さんのアルバムにコーラスをお手伝いしにいく。いろいろ相談しながら4曲ほどに参加。できあがりが楽しみです。帰りにはっさくをたーんといただいてしまった。おかげで『はっさく、はっさく、はっさく..』とつぶやきながら、はっさくはしっかりともらって帰ったのだが、かわりにヘッドフォンを忘れてきてしまった。私の頭はひとつのことしか覚えられないの?後日宅急便にて送りかえしていただいた。いやはやご迷惑をおかけしました。

[link:171] 2004年03月03日(水) 16:35


2004年03月01日(月)確定申告

近くの区役所出張所みたいなところに税理士さんが出向いてきてくれて、わかんないところを相談しながら書いてそのまま提出できる、というやつに行ってきた。入った瞬間に『ああ、あの人にあたるとおしゃべりでめんどくさそうだなあ...』と思ってしまった人に見事に当たってしまい、書いてる間じゅうぺらぺらと関係ないおしゃべりをされて、数カ所記入をまちがえてしまった。職業欄が「音楽家」だからって桑田佳祐とくらべないでよねー。こっちは「音楽家」って書くこと自体がものすごく恥ずかしいんだからさー。そういえば去年は坂本龍一をひきあいに出されたっけなー。あっちも音楽家、こっちも一応音楽家って書くけどさー。いつも職業欄になんて書くかいろいろいろいろ考えるんだけど、作詞家とか作曲家、演奏家、ならリアルだけど、音楽家ってどうよー。すごいゴージャスで嘘っぽいじゃん。世界を股にかけて億ってお金動いてそうじゃん(偏見?)。と思って躊躇するんだけど、仕事の内容がヘンに作詞、作曲、演奏、歌唱、一応すべてに渡ってるからやっぱり「音楽家」なんだねー。ま、慣れるか、そのうち。

[link:172] 2004年03月03日(水) 16:54


2004年03月04日(木)

私が昔少年王者館というところにいた頃にお世話になっていた、名古屋の七つ寺共同スタジオという小さな劇場の小屋主さんの奥さんが亡くなったことを人の日記で知る。
その人とは直接たくさんお話したことはなかったけど、顔ははっきり浮かんでくる。なんとなく体をちょっと傾けたような歩き方するのが印象的だった。遠くからですが、ご冥福をお祈りします。

今日は空気リハだった。どこかへ傘を忘れて来たようだ。

[link:173] 2004年03月05日(金) 02:11

2003年6月16日までの日記


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