『忘却』とは、忘れ去ることである。
人は『忘れる』という能力がなければ、絶望で生きていけないそうだ。
しかし、私にはそれらの忘れ物が大変愛おしく、また、そういった忘却の
中に存在する、私がかつて此処に存在していた証拠のかけらのようなものが、
どこか遠いところへでも散らばって、ある日ひょっと誰かのしゃっくりを止めたり
犬に遠ぼえをさせたりできないか、などと思うのである。
だから、私はこの日記を書くことにする。
この日記はその日にあった笑えることや、怒れることや、
その日に思い出した面白いことや悲しいことを記すためにある。どんどん忘れていくTwitterはコチラ
[link:162] 2004年02月15日(日) 14:45
[link:163] 2004年02月16日(月) 23:17
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[link:166] 2004年02月20日(金) 22:56
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今日はパーカッションの高橋けっちゃんと二人でやる、という珍しい編成で面白かった。円盤も本当に誰かのお家みたいな空間で、お客さんもピアノの高い方の鍵盤が弾けちゃうぐらいのとこに座ってて、妙な感じだったけど、先日の小学校でもピアノのすぐ足元に児童が体育座りをして見上げていたりして、そんなような感じだったのでちょっとは慣れた。
あと、いつものワンマンの時は立ち位置として遠いところにいるけっちゃんがすぐ近くにいてくれて、二人で譜面を何も見ないで演奏、という楽しいことができた。大体ライヴの時は譜面を見ないでやっていますが、万一忘れた時の為にすぐ見られるようにセットはしてあって、今日はそれもなし。目の前に何かあるか何にもないか、あと見通しがよいか、アップライトのように黒い壁が目の前にあるか、などでもかなり『目の慣れ』が違うので、そういうことに気をとられているとうっかりすべてを忘れてしまうことがあるので注意。
昨日の円盤の場合は、ピアノの上に、『あまりにかわいいので非売品』と書かれているナントカっていうおっさんのLPレコードがバーンと飾ってあって、最初それに気がつかなかったのだけど、曲の途中にフと上を見たらそのお茶目なおっさんのジャケが目に飛び込んできて笑いそうになってしまった。下ろそうかとも思ったが、触ってしまうともうずっとそれが気になってまた思い出して笑ってしまうといけないので、ずっとおっさんに見守られながらやりました。もう一方の出演者だった若林マリ子さんはすごくきれいな声で、会場全体がなんかキラキラふわふわしたものに包まれているようでした。お客さんも、こういう空間で楽しんでいただけたようでよかったです。ピアノがあるところならどこでもやるよ、みたいな感じでもっとどんどんやれるといいなあ。