忘れ物はないね?

『忘却』とは、忘れ去ることである。
人は『忘れる』という能力がなければ、絶望で生きていけないそうだ。
しかし、私にはそれらの忘れ物が大変愛おしく、また、そういった忘却の 中に存在する、私がかつて此処に存在していた証拠のかけらのようなものが、
どこか遠いところへでも散らばって、ある日ひょっと誰かのしゃっくりを止めたり
犬に遠ぼえをさせたりできないか、などと思うのである。
だから、私はこの日記を書くことにする。
この日記はその日にあった笑えることや、怒れることや、
その日に思い出した面白いことや悲しいことを記すためにある。どんどん忘れていくTwitterはコチラ

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2003年11月21日(金)チラシをかく

次回のゆわかしと口ぶえまでもう一ヶ月を切ってしまった。
焦っているがいろいろ進まない。
そんな中、懸案中だった案件が二つほどよい感じの展開になり、また、クリーニング屋さんに紛失されて困っていたコートのボタンが見つかって戻ってきたり、よい一日だった。
うーん、この案件が楽しい展開になるといいんだけどなー。まだ何の説明もできなくてごめんなさい。
あ、チラシはよいのができました。

[link:106] 2003年11月22日(土) 00:19


2003年11月22日(土)そのチラシを入稿にいく

いつもチラシをやってもらっている印刷屋さんへチラシを入稿しにいく。少し前までは受け付けにおねえさんが2〜3人いたが、今ではその人たちはぜんぜんいなくなり、金田一さんという男の人がいつも対応してくれるようになってはや数カ月。金田一さんも3ヶ月に一回ぐらいの割合で変てこな絵を持ってくる人(私)のことを覚えてくれたのか、今日は名前を言わないのに「領収書は加藤さまでよろしいですか?」と聞いてくれた。私が金田一さんの名前を直接聞かないのに知っているのと同じことなんだと思うけど、なかなかよいお店である。しかも「いつもは白黒反転とかなさいますが、今日はこのままでよろしいのですね?」とまで聞いてくれる。はい、いいです。よろしくお願いします。もうお任せで。
そのうち「ホームページ見てますよ。」とか、そんでもって「ライブこないだ行きました。うちの若いやつも一緒につれてったんですけど、いやー楽しかったです。」なーんていうふうに広がっていかないだろうか。いかないな、それは。うん、それはないね。ま、そこまでいかなくてもいいけど、なんかよい店とよいお客の関係みたいな、そういうのいいっすね。

[link:107] 2003年11月22日(土) 00:27


2003年11月23日(日)校正という作業

きのうチラシの入稿に印刷屋さんに行ったのだが、私のワンマンのほかに来年やる「のんき大将presents Life Begins At 40」のチラシも作ってもっていったら、印刷屋さんの金田一さんが「もとのデータがあるならデータを送ってもらったほうが画像がキレイに出ます。」と言ってくれたため、そのデータを送ることになった。ところがその際に、そのチラシに使っている文字は印刷屋さんのフォントにないので「アウトラインを作成」してから送るように言われた。日頃イラストレーターを使いこなすデザイナーと違い、まったくシロウトイラストレーター使いの私は、「アウトライン作成」を知らなかったので、金田一さんが「文字という項目からスクロールダウンしてくると『アウトライン作成』というのがあるから、文字の部分を選択してそれをかければよい」と教えてくれたのだった。そして家に帰り、言われたとおりに「アウトライン作成」をかけたデータを金田一さんのところへ送った。すると次の日朝早く、印刷屋さんから校正が届いた。ザッと確認してo.k.して返した。すると金田一さんから電話があり「えーと、おあずかりしてる方の原稿と比べると下の文字情報、抜けてますよね。」という。昨日一応プリントアウトしたほうの原稿を置いてきたのだ。
あれ?あ、ほんとだ。でも「アウトラインの作成」をかけてしまうと文字情報もすべて「図形」として扱われるため、文章を直せない。「『アウトラインの作成』はどうやって戻すんですか?」と聞くと、「ああ、それはもう戻せないんです」と金田一さん。ええ?戻せないの?そんなら先にアウトライン作成をかける直前のやつを別名で保存しとかなきゃいけなかったんだよー。もう一回打ち直しだよー。

という訳で、打ち直して、それを別名保存しておいてからアウトライン作成、と。こんでよし。で、データ送りました。
3分後再びFAX。あれ?これ文字の大きさここんとこだけ違わないか?送り直し。5分後FAX。あ、しまったここだけ小文字だ!送り直し。5分後、あ〜また大きさが変!送り直し。どうもうちのMacのせいか、「アウトラインの作成」をかけると、いちいちその度にフォントとかが勝手に一部分変わってしまったり、文字が抜けてしまったりする。しかもその度その度ちがう箇所にそれが起きる。それに加えて、私の校正力(そういう言い方あるのか?)のなさ。おかげで金田一さんにはさんざん迷惑をかけ、校正をくり返し、やっとo.k.原稿になったのは3時頃だった。金田一さんも疲れたと思うが、私も疲れた....。すいませんでした。

[link:108] 2003年11月26日(水) 21:45


2003年11月25日(火)頭の冴える時間

むむむ、今突然らくがき帳を見て思い出したのだが、昨日の朝起きる直前、まだ完全に起きてない寝ぼけ状態でどうやら回文を思いついたらしい。寝ぼけたままふらふらとやったらしい妙な走り書きがらくがき帳にあった。しかしちゃんと回文だ。しかも結構イケてる(本当か)。私はこれまでも夢で発明したこととか、夢でつけた名前とか、そういうの数々のなぐり書き記録を持っているが、回文は初めてだ。どうも私は朝起きる直前の寝ぼけている時間は結構頭が冴えているらしい。今後も寝床でイカした回文を編み出したいものだ。

[link:109] 2003年11月26日(水) 21:03


2003年11月27日(木)大根ケーキ

水面下(っていうかなんていうか)でどうしても世に出そう計画が続いている「大根はエライ」の続報について久住さんに電話したら、久住さんの絵本「大根はエライ」の担当編集者の人が鎌倉のほうに「大根料理専門の店」があることを知り、そこに送ったらお礼にお店から「大根ケーキ」というものが送られてきたそうだ。ちょっとあっさりめのチーズケーキみたいらしい。「洋梨」といわれれば「洋梨のケーキ」だと思うらしい。でも「大根の...」という前情報があるために、食べたほとんどの人が微妙な反応をしたらしい。「ああ..あっさりしてて...」みたいな。大根で何もケーキを作らなくても..とも思う冬である。でもそういうちょっと普通じゃない専門的な感じは好きだ。

[link:110] 2003年11月27日(木) 16:59

2003年6月16日までの日記


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