忘れ物はないね?

『忘却』とは、忘れ去ることである。
人は『忘れる』という能力がなければ、絶望で生きていけないそうだ。
しかし、私にはそれらの忘れ物が大変愛おしく、また、そういった忘却の 中に存在する、私がかつて此処に存在していた証拠のかけらのようなものが、
どこか遠いところへでも散らばって、ある日ひょっと誰かのしゃっくりを止めたり
犬に遠ぼえをさせたりできないか、などと思うのである。
だから、私はこの日記を書くことにする。
この日記はその日にあった笑えることや、怒れることや、
その日に思い出した面白いことや悲しいことを記すためにある。どんどん忘れていくTwitterはコチラ

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2003年11月14日(金)シモキタで

来月のライヴにゲストで来てくださるマメ山田さんの出演した映画「青い春」の上映会とトークイベントがあり、そこでマメさんがマジックショーをするというので見に行った。
スズナリの上にあんな映画館があったなんて知らなかったが、小さくてなかなか雰囲気のよいところだった。マメさんは幕間に登場して、アッとおどろくかわいい手品の数々を披露。でもちっちゃすぎて手元がよく見えない。そのよく見えない手元から鮮やかに繰り出される技。あれは作戦かもしれないなあ。ライヴの計画も頭で練りつつ、映画は見ないで帰宅。

[link:101] 2003年11月17日(月) 23:29


2003年11月13日(木)いせ辰

という千代紙と和紙のお店へひょっこりいったら、あまりにかわいい紙が多過ぎてついふらふらとまた紙類を買ってしまった。
夜、フランスへ旅立つUさんSさん夫妻に会って、フランスでのぞいてきてほしい所の載った雑誌の切り抜きを渡しがてらごはんを食べた。Uさんたちはフランスで出会った人とのコミュニケーションのために千代紙で鶴なんかを折ってあげる、という計画を持っているらしく、何を折ってあげると外国の人は喜ぶか?と案を出し合った。
そんなわけで久しぶりに折り紙ブーム。鶴もカエルも奴さんもオルガンもカメラも箱もいろいろ折って、あっと言う間にテーブルが折り紙作品でいっぱいに。大人4人が集まってせっせと折紙にせいを出しているのはさぞ変だったろうなあ。
でもいろいろ折ったが、やっぱり「折り紙は鶴だね」という結論に達する。カエルもいいんだけどね、いいんだけど、あんまりウケないだろうな...。

[link:100] 2003年11月17日(月) 23:25


2003年11月08日(土)亭主改造計画の人

都内ドーナッツフィルムセンターにてミーティング。
この日はおやつとして、「焼き立てアップルパイを食べる」のがテーマだったために、リンゴを買って行く。駅に向かう道、前方から家族連れが歩いてきたのだけど、そのダンナさんにすごい見覚えがあって、思わず立ち止まってしまった。絶対知っている顔なのにわかんない、しかも向こうは私を知らない、もうすごい早さで私の頭ん中のノートがめくられてるわけです。そうだ!この顔!前テレビで見た亭主改造計画に出てた「ダメ亭主」だ!とわかったんですが、普段何から何まで忘れる私が、一体どうしてそんな人の顔を覚えているんでしょう。その番組を毎回見てるわけじゃないから、たまたま見たそこでやってたそのコーナーです。なんでそんな人と道で会うんでしょう?その上なんで、気がつくんでしょう?人の記憶というのは案外バカにできないのかもしれませんね。でも間違いない。あの顔、あの格好。テレビではほんとに「もうこれは不可能じゃないか?」と思うようなダメ状態だったのですが、やっぱり見事に変身していて、依頼者の奥さんよりもダンナさんのご両親が感無量で泣いちゃってたのが印象的だった。きのうのダンナさんはまあ、その時よりはちょっと「ダメ方向」へ戻りかけ?という感じだったのだけど、以前の「ダメ亭主」には戻っておらず、一生懸命キープを心がけている様子だった。よかった。私はもちろん声はかけなかったんだけど、こういう時はあえて「あ!亭主改造計画に出てた人だ!見ましたよ!」などと街ぐるみで「声かけ運動」をすると、本人の意識も高まってかっこよさをキープできるんじゃないか、とドーナッツフィルムズ総指揮のPは語っていた。なるほど。

その後、料理上手なドーナッツフィルムズプロデューサーの手により素早くアップルパイが焼かれ、アッツアツのをハフハフ言いながらいただいた。これはもう私のアップルパイランキング1.2位を争うすばらしいアップルパイでした。もう一方のほうのアップルパイもやはりおばさんの手作りで、どちらもよけいな小細工はしない、味もいたってシンプル、焼き立てをほうばる、という点でまったく共通している。どっちが1位か2位かつけることのできない「2大おいしいアップルパイ」なのです。更にプロデューサーの手によりあっという間にポテトサラダと「豚ヒレ肉のマリネ(プロデューサー制作による固有名詞)」もできあがり、おいしくいただきました。この経験をフィルムに活かそう。

[link:99] 2003年11月09日(日) 18:25


2003年11月07日(金)風邪ひきました。

すでにご存じの方もいるかもしれませんが、栗原(正己)さん率いる栗コーダーカルテットの素敵な音楽でも有名で、私もサウンドロゴを歌ったり曲を書かせてもらったりしているNHK教育の「イタゴラスイッチ」が、いくつかの番組コンクールで賞を受賞したそうです。
(以下報告をいただいたFAXより抜粋)

『一つは、10月中旬にスロヴァキアで開かれた国際子ども番組コンクールで、部門第1位である「ドナウ賞」を頂きました。
続いて11月上旬に日本で開かれた国際教育番組コンクール・日本賞で、「子ども番組の部 最優秀番組賞(部門第1位)を頂きました。』

とのことです。うはー、こりゃすごい。ほんのちょっとでも制作にたずさわれた人間としてかなりかなりうれしいです。
で、それに伴い、NHK教育で1月9日(日)20:00〜24:15 日本賞受賞番組紹介の放送があるらしく、その中でピタゴラスイッチもまるまる放送されるとのことです。録画録画!

てな感じに盛り上がりがあったところで、私は久しぶりに風邪っぴき。そこで、なんか風邪が治っちゃうようなものを食べに行こうと、某雑誌に乗ってた葛飾区にある「けんけん」っていうラーメン屋さんに行ってみた。そこは以前からいろんなラーメンに詳しい人が「美味しい」というので気になっていたのだけど、結構行くには面倒な場所なのでなかなか行けないでいた所なのだ。
お店の自慢は「香麺」というやつで、ニンニクとか他にもいろんな何かがミックスされて油に旨味が溶け込んでる香しい油がスープにブレンドされてる。こってりじゃなく、あっさりじゃなく、コクとうまみとなんかよくわからんけどすごい美味しかった。まじで。で、しっかりダシのとられた中華粥もあって、それもすごい美味しかった。まじで。別に私は特にラーメン好きというわけじゃないんだけど、にわかにけんけんブームが到来です。まじで。(←何回もくり返すと不思議な言葉に思えてくるね。)

[link:98] 2003年11月09日(日) 18:26


2003年11月05日(水)ぼくの好きな先生

つい先日、ずっと観たかった「ぼくの好きな先生」を観に行った。フランスの田舎の小学校で、もうじき定年を迎える先生とそこに通う生徒の日常が淡々と静かに綴られた静かなよい映画だった。しかしいつも思うのは、日本と同じような犬でもフランスで見るとフランス犬だし、カメさえもフランスで見るとフランスガメだなあ、ということだ。でも金魚はわりと日本と同じ金魚だった。
帰りにつばめグリルでUさんSさんたちとお食事。ここでもまたカキのオーブン焼きを食べた。カキのシーズンだ。

[link:97] 2003年11月06日(木) 12:09

2003年6月16日までの日記


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