『忘却』とは、忘れ去ることである。
人は『忘れる』という能力がなければ、絶望で生きていけないそうだ。
しかし、私にはそれらの忘れ物が大変愛おしく、また、そういった忘却の
中に存在する、私がかつて此処に存在していた証拠のかけらのようなものが、
どこか遠いところへでも散らばって、ある日ひょっと誰かのしゃっくりを止めたり
犬に遠ぼえをさせたりできないか、などと思うのである。
だから、私はこの日記を書くことにする。
この日記はその日にあった笑えることや、怒れることや、
その日に思い出した面白いことや悲しいことを記すためにある。どんどん忘れていくTwitterはコチラ
[link:31] 2003年07月30日(水) 00:36
終わって、台湾料理屋さん(とてもおいしいが、小さくて、別に特に有名なお店という訳ではない)に寄り道すると、なんとオスマン・サンコンさんがいてびっくりした。テーブルが5つぐらいの小さいお店なので、誰も騒いだりしておらず、サンコンさんたちも、他のお客さんたちもみんなニコニコして普通にごはんを食べていたのがとてもよかった。さすがにサンコンさんは帰り際、握手やサインを求められていたけど、それにもニコニコと応えていた。サンコンさんはジャズマンのようにシャツにサスペンダーをして、中折れの紳士帽をかぶり、とてもかっこよかった。サンコンさんも花火を見に来たそうだ。
家へ帰り、まだ大切にとってあるマンゴーを食べる。