忘れ物はないね?:2003-07-29

『忘却』とは、忘れ去ることである。
人は『忘れる』という能力がなければ、絶望で生きていけないそうだ。
しかし、私にはそれらの忘れ物が大変愛おしく、また、そういった忘却の 中に存在する、私がかつて此処に存在していた証拠のかけらのようなものが、
どこか遠いところへでも散らばって、ある日ひょっと誰かのしゃっくりを止めたり
犬に遠ぼえをさせたりできないか、などと思うのである。
だから、私はこの日記を書くことにする。
この日記はその日にあった笑えることや、怒れることや、
その日に思い出した面白いことや悲しいことを記すためにある。どんどん忘れていくTwitterはコチラ

HOME

2003年07月29日(火)花火、マンゴー、サンコンさん

さて、今日は納涼花火大会を仲良しのUさんSさんと見にいった。こんなことでもなければ浴衣を着る機会がないので、と思い浴衣を着ることにする。が、着つけに汗まみれになってはかなわないと思い、扇風機を見たらあまりにもごってりと埃がついているので、そこでまた扇風機の埃とりに一騒動であった。で、着つけ前に汗だくになったのでお風呂に入ってから浴衣にとりかかる。一年に一度着るか着ないかなので、着かたもうろ憶えだったが、奮闘の末、なんとか見られる姿になった。今は最初から形ができていて差し込むだけの「デジ帯」も多くみるけど、やっぱり自分で結んだほうが断然かわいいと思うのである。それと、浴衣を着て胸元をガーッとあけてジャラ〜〜〜ッとネックレスをしている人はどうして?ま、それはよし。花火でっかかった。この花火大会は、私のあまり好きではないスターマインも、色をあんまりごちゃごちゃ入れたあげかたをしないで、一色で空を埋め尽くすとか、無色のあの金色(江戸っぽい)のでかいしだれ柳が一面にたれさがってくるとか、そういうポイントが結構いいトコロをついてくるのがいい。けど、音楽とネーミングのセンスはかなりおかしい。が、それもまたよし。最後に『最終最大クライマックス大空中ナイアガラ』とアナウンスされたすごい名前の仕掛け花火は、ほんとに名前のとおりすごくて、自分がどっかに行ってしまいそうだった。

終わって、台湾料理屋さん(とてもおいしいが、小さくて、別に特に有名なお店という訳ではない)に寄り道すると、なんとオスマン・サンコンさんがいてびっくりした。テーブルが5つぐらいの小さいお店なので、誰も騒いだりしておらず、サンコンさんたちも、他のお客さんたちもみんなニコニコして普通にごはんを食べていたのがとてもよかった。さすがにサンコンさんは帰り際、握手やサインを求められていたけど、それにもニコニコと応えていた。サンコンさんはジャズマンのようにシャツにサスペンダーをして、中折れの紳士帽をかぶり、とてもかっこよかった。サンコンさんも花火を見に来たそうだ。

家へ帰り、まだ大切にとってあるマンゴーを食べる。

[link:31] 2003年07月30日(水) 00:36

2003年6月16日までの日記


Copyright©2001-2003 Chiaki Kato, All rights reserved.
Contact Us
Do you know DonutFilms?