忘れ物はないね?:2003-07-17

『忘却』とは、忘れ去ることである。
人は『忘れる』という能力がなければ、絶望で生きていけないそうだ。
しかし、私にはそれらの忘れ物が大変愛おしく、また、そういった忘却の 中に存在する、私がかつて此処に存在していた証拠のかけらのようなものが、
どこか遠いところへでも散らばって、ある日ひょっと誰かのしゃっくりを止めたり
犬に遠ぼえをさせたりできないか、などと思うのである。
だから、私はこの日記を書くことにする。
この日記はその日にあった笑えることや、怒れることや、
その日に思い出した面白いことや悲しいことを記すためにある。どんどん忘れていくTwitterはコチラ

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2003年07月17日(木)上野

上野のピアノのあるスタジオへ行き、一人ピアノ練習。
このスタジオは当日の個人練習だととっても安く、スタジオもきれいだし親切だし快適でとてもよい。
スタジオの管理の人がいかにも『音楽スタジオの受付』っぽくないのもすごくいい。スタジオの準備を一緒にしてくれ、『あ、じゃあどうぞごゆっくり。』なんて言ってくれるし、ロビーに出て休憩しているとにっこり『おつかれさまです。』なんてあいさつも交わしてくれるのだ。
で、私は今日はあくまで指ならしのつもりだったから、むかーし昔、ほぼ10年程前まで使っていた指練習のテキストなどを取り出して練習。左手ダメダメ。チャイコフスキーの割と難しくなさめのやつとかも思い出し思い出しやるが、ダメダメ。悲しすぎる。

『Dr.コトー診療所』観る。今シーズンはこれと土曜日の『すいか』。ぜんぜんドラマ観ない派の私としてはかなり頻ドラ。すいかはともかく、『Dr.〜』はお話の内容も普通、主題歌は中島みゆき、なのになぜこんなに観てるのかというと役者だけで観ちゃうのだ。これがもし全然ちがうキャスティングだったらたぶん観る気ゼロ。『ただ魅力的な役者さんがいっぱい出てる』ドラマはたまにあるけど、『適材がまさに適所に配置されて、それぞれの人がそれを見事にモノにしている』感じのドラマってそうそうない。プロデュースとはまさにこういうことだ、と実感。

[link:23] 2003年07月18日(金) 00:25

2003年6月16日までの日記


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