忘れ物はないね?日記2002.5.14〜5.31
5月31日(金) ●ひきつづき作業。他には特になにもなし。 ●気がついてみれば、もう五月も最終日であった。思い起こせば、いろいろなことがあった五月だったなー。●先日、図書館のリサイクルコーナーでごっそり入手したかこさとし先生の『こどものカレンダー』を毎日ちょっとずつこっそり読んでいるんだけど、もう、最高である。全部の号に本のページの端にパラパラ漫画も描いてあって、すみからすみまで目が話せない読み物だ。 |
5月30日(木) ●一日作業。しかしいまひとつはかどらず。 |
5月29日(水) ●学校へ。熊谷からの帰りの電車で、大学生ぐらいの男の子に『この電車浦和って行きますか?南浦和に行きたいんですけど』とたずねられた。私はあんまりその路線に詳しくなかったので路線図をみると、確かに浦和には止まるけどそこから南浦和への行きかたはあんまりわからなかったので、そう言うと、『浦和で乗り換えるから平気っす。』とのことだった。なので私も安心して乗っていた。 それからぐっすりと寝てしまい、はっと目を覚ますと、電車はちょうど浦和を出たところで、しかも、さっき浦和で降りると言っていた男の子が私から微妙に近くて遠いナナメ前あたりにまだぼやーっと座っていた。一瞬あれ?と思ったが、もしかして浦和で乗り換えるのをやめたのかもしれないと思って、何も言わなかった。が、南浦和に行くほかのルートがあるのか?とすごく気になりはじめ、ついにこっそりPHSの乗り換え案内で熊谷から南浦和で調べてみた。すると、南浦和へのルートは、さっきの浦和か、そうでなければ大宮で乗り換えるぐらいしかルートがないことがわかった。でもその大宮ももうとっくに過ぎている。ああ.....あの人はなんで降りなかった?乗りすごした?それとも、今はもう南浦和へは向かっていないのか?乗り換え案内には出ない『通』な乗り継ぎがあるのか?等々、教えた手前、別に乗り過ごしたのは私の責任じゃあないよな、と思いつつもすっごく気になってそわそわしてしてしまった。きっと端から見たら挙動不審な感じになっていたと思う。が、もじもじ考えているうちに上野に着いてしまい、さすがにたまらなくなって、思いきって『浦和で降りなかったけど大丈夫なの?』と聞くと、『いや、ぜんぜんダイジョブっす。ありがとうっす。』とあっさり。彼も強がっていたのか、もう南浦和へは行くのをやめたのか、よくわかんなかったんだけど、とにかく、いろいろおせっかいになってしまった。疲れた。 |
5月28日(火) ●打ち合わせ。以前、そこへ行った時、たぶん近いのではないか?と思って降りた駅からそこまでがめちゃくちゃ遠くて、さんざん息をきらせたので、今日はもう少し近いであろうと思われる違う駅で降りてチャレンジ。しかも時間にすごく余裕もって出る。 おかげで30分も早く着いてしまった。なので本屋で時間をつぶしていると、『ぼく、はまじ』という本が目に止まった。パラパラやってみると、どうやらその本はちびまる子ちゃんに出てくるまるちゃんの友達の『はまじ』のモデルになっている実在のはまじ(っていうか、本当の名前はちゃんとある。男性。もう大人。さくらももこさんの同級生。)が書いた本らしかった。なんか面白そうだった。今度買おう。 ●打ち合わせはずいぶん中身の濃いものになった。一つ曲を作るのにも、詞の内容に関する裏づけが必要だったり、テーマを的確にかつ面白くかつ短く凝縮しなければいけないので、いちいちこども百科事典なんかをめくってああでもない、こうでもない、と意見を出しあった。しかしそのたびに面白い話題や、あたりまえにわかっているような気がしていたのに、意外と真相を知らなかったりする事柄に行き当たり、百科事典の関係ない項目で寄り道して話が広がってしまう。が、豆知識がふえて、すごく楽しい。こういう雑学はどんどん頭に入るのに、肝心なことがぜんぜん頭に入らないのはどういうわけだろう。傘を何本もなくしたり、通帳を忘れたり、ポスト、ポストと思っているのに、ポストに寄らずに帰ってきたりするのはなぜだろう。大根は昨日買ったのにもかかわらず、また今日もでかい大根を買ってきてしまうのはなぜだろう。私の生活の中で、二度手間という現象が省かれたなら、本当に余裕は二倍になるような気がするのである。 |
5月27日(月) ●銀行に振込みに行き、そのままごっそりといろんな銀行の通帳ばかりがはいった通帳入れを忘れる、という大ポカをやってしまう。幸い拾った人が銀行に届けてくれたので、大事には至らなかった。が、反省。すごく反省。どうも、私は頭のキャパシティーが狭いようで、三つ以上のことは頭に入らないらしい。今までもさんざんいろんなものを忘れたり、無くしたり、まちがえたり、本当にいやになる。 通帳を受け取って半分頭が真っ白になりながら、家に帰って買物袋から買ってきた野菜を出していると、キャベツがない。さがしても見当たらないので自転車へ見にいくと、カゴにキャベツが裸でごろんと入ったままになっていた。 |
5月26日(日) ●そういえば、しばらく前に議論を呼んだ(私の中で)『ホッチキスの針は「針」か「玉」か、はたまた「芯」か?』という話題で、友達が『私の会社では「玉」(「弾」?)と呼ぶ。しかも、ダイレクトメールなどを出す準備のときなんかは中につめる書類のセットのことも「玉」という。』と言っていた。ホッチキスはともかく、ダイレクトメールの中身のことを「玉」と呼ぶとは、なんとプロっぽい感じであろう! その友達の職場では『どうする?タマだけ先に作っちゃおうか?』 『あ、じゃあ、タマはこっちで用意します。』なんて会話が普通だそうである。なるほど。確かにタマだ。かっこいい。 ●ということを考えると、中に詰めるからホッチキスも『玉』か?違和感あるけど、今後は『玉』でいくか。 |
5月25日(土) ●今日も図書館で調べもの。しかし、あれっきり(私がごっそり加古先生の本を持ってきたっきり)本のリサイクルコーナーはガラーンとしており、ぜんぜん本が並んでいない。やはりあれは本当に運命的な出会いだったのである。休日の図書館は混み合っていて、こどももギャーギャー言っているし、オヤジもかなり独り言を言ったりしているし、中高生はたむろしているし、なかなか大衆的にイイ感じである。 私は主に百科事典系のところでずうっと調べていたけど、ひっきりなしにいろんな人が出入りして、みんなそんなに何を調べているのか?と興味がわいてしまう。人の読んでいる本、というのも気になる。ちょっと酔っ払ってる?と思えるようなサンダル履きのおじさんが妙に熱心に『自分と出会う本』とかいうのを読みふけっていたり。 ●かくいう私も端から見れば、それの何をそんなに知りたいんじゃい?と思うようなことを熱心に調べる人に映っていることでしょう。 そして今も継続中。 |
5月24日(金) ●チラシを折り込んでもらうところ数カ所を一気にまわる。 ●今度、させてもらえることになった仕事の原案をずうっとずうっと考えているのだけども、なかなかまとまらない。考えれば考えるほど、もっと適切でおもしろくて簡単な題材があるのではないか、と思えてきてしまう。らくがきちょうがいっぱいに...。 |
5月23日(木) ●ひきつづき家にこもってアレンジ、そしてひたすら譜面書き。 ●みなさんのお手元に6月のLIVEのご案内は届きましたか?お近くの方も遠くの方も、ぜひぜひおいでください。ご一緒に水分の多い季節の一晩を楽しみましょう。お待ちしておりますよ。 |
5月22日(水) ●家にこもってやりかけだった曲のアレンジを完成させ、ひたすら譜面書き。 ●最近やはり夏に近付いてきただけあって、トマトがやたら美味しい。トマト大好き。昨日も2個食べた。 ●近所に手足の仕草が妙に大人っぽい犬がいて、たまにのぞくと、前足をちょっとだけ交差させてそうで左手を右手にわずか〜に乗せているだけ、みたいな人間くさい体勢で寝そべっていたりしておかしい。 |
5月21日(火) ●仕事で資料が必要になって図書館へ。 まだ子供のいない児童室でさんざん長居する。そのうち、学校がひけて子供たちがやってくる時間になり、子供の動向をするどく観察しながら、尚もねばる。っていうか、もう仕事?ではなくなっており、かこ先生の今では絶版になって手に入らない作品とか西村繁男さんの本とか、長新太さんの本とか、外国の本とか、大好きな作家の本がたくさん一度にあって、あいうえお順に追っていくともう読み切れないので、大変困った。 けど、特に私が心ひかれたのは、子供の作文風の文章と、一生懸命本当に一生懸命描いたんだろうな、と思われる絵が実に魅力的な『ふろたき』という本だった。何の先入観もなしに、表紙の絵があまりにもダイナミックでよかったので手にとって読んだのだけど、どうやらその本というのは読売新聞社が主宰している『日本の絵本賞』の中の『手づくり絵本コンテスト』という部門で内閣総理大臣賞を受賞した作品らしいことがわかった。当時小学6年生の男の子が絵も文もすべて描いたらしい。発行された年からいくと、もうこれを描いた作者も24〜25歳。どんな若者になっていることかなあ...と、ちょっと感慨深かった。 ●そんなこんなで、仕事の資料と趣味部門合わせて7冊ほどの本を借り、重いかばんをしょって階段を降りてくると、階段の下の『本のリサイクルコーナー』になんと加古里子先生の『こどものカレンダー』12冊組が全巻揃って並んでいるではありませんかっっっっっ! 思わず手にとってから、『本のリサイクルコーナー』の立て札に『このコーナーはいらなくなった本を誰かにただであげて読んでほしいと思う人や、自分の本と交換したい人などが利用するコーナーです。』とあるのを3回ぐらい読み返した。ホントに持ってっていいの?ホントに?これ全部?どうしても信じられなかったので、受付のおばさんに聞きにいくと、『ああ、いいですよ。お持ちください。』とあっさり言われ、それでもなお、『これ12冊もあるんですけど、全部はダメですよね?ひとり一冊とかですよね?』と言うと、『いいえ、全部お持ちになって結構ですよ。なんか紙袋あげましょうね。』とにっこりされた。 うっわああああああい!『ありがとうございます、ありがとうございます。全部ほしいです。どんなことをしても持って帰ります(一冊25cm×30cmぐらいのハードカバー×12冊)!と鼻息も荒く、すべて総ざらえ。いや〜〜〜〜〜、こういうことってあるんですね。ほんと、日頃から呼んでいると来るべきところにモノは集まるんですね。自転車のタイヤがちょっとつぶれ気味になり、ハンドルもふらふらする重さに、行き違う人も振り返るほどでしたが、タダでまるごと12冊、加古本が手に入り、本当に幸せな日だった。皆さんありがとう。 |
5月20日(月) ●ええ〜〜っと、一日じゅう考える時間。それと譜面書き。 |
5月19日(日) ●CMデモのレコーディングでスタジオへ。 機材もちょっと持っていったりして、電車で行くにはちょっと大荷物。ところが、乗った地下鉄が人身事故のために途中で止まってしまい、しかたなく普段降りたことのない駅からスタジオまでタクシーで行くことにした。結構スタジオの近くまで来ていることはわかるけど地理が全然わからず、とりあえずタクシーを拾うと、同じように私の背後で手を上げていた同じ電車に乗っていたらしいおばさんが、 『アラ、方向どっち?どこまで行くの?』とたたみかけてきた。 『し、渋谷〜方面です....』 『渋谷のどっち?青学のほう?あ、まあいいわ、とりあえず乗って、さ、乗って。』 といきなり私を奥に押し込み、ぐいぐいと乗り込んできた。 私はスタジオまでの地図を運転手さんに見せ、おばさんは『私は青学の横の☆○×▲んとこで降ろしてくれればいいのよ』と早口に説明すると幸運にも(?)途中まで同じであることが判明した。 おばさんはごきげんで、『アラー、よかったわね!方向一緒で!さっき前で待ってた人にも聞いたんだけど、そのひと黙ってるから、もういいわ!って断ったの。よかったわ〜。私¥600ぐらいでいいかしら。』と、ぺらぺらぺらっ!ってまくしたてて降りて行かれました。はあ〜〜〜おばさんおそるべし。 でもまあ相乗りで私も助かったし、面白かったし、よかったです。 ●そして作業も無事終わり、帰り。 が、夕方から雨が降り出していた。こんなときに限って荷物重いし、駅は遠い。そこでふたたびタクシーを拾って最寄りの駅へ行ってもらう。と、運転手さんが、『アンタ、傘ないんだねえ。トランクにいっぱい傘を積んでるから、一本あげますよ。雨が降ってるのに、お客さんを放り出せないからねえ。』と言ってくださる。遠慮したけれど、おじさんが『その分、誰かに親切にして返してください。』とおっしゃり、じーんとして、親切に甘えることにする。黄色い傘(新品)をいただきました。そうだ、なかなかこんなことには巡りあえない。私もどこかで誰かにこの気持ちを返そう。 |
5月18日(土) ●余裕なし。いろいろな作業を家にこもって延々とやる。したがって、特筆すべきことも何もなし。 |
5月17日(金) ●家にこもって作業。 ●ちょっとおつかいものにするあてがあり、ワインをいろいろ置いている酒屋さんへ。 私はワインとかぜんっぜん詳しくないので、詳しい人がいる酒屋さんがよいだろうと思って行ったら、くわしすぎ。っていうか、おじいさん話長過ぎる。 『この農園のこの年のぶどうは...』 『一級っていうのはですね...』 『そもそも日本人は食事にかける時間が....』 『大体ワインていうのは空気に触れると...』 『あ、いや、話すと長くなるんですがね、そもそもフランスっていうか、ヨーロッパの文化的背景が...』 『あ、いや私なんかより息子のほうが詳しいんですがね...』(いや、息子さんじゃなくてよかったです。) 『といっても、別にワインはそんなことを気にせず気軽に飲めば....』(ってそんだけうんちく語っといて。) そういう話しもワインも知りだせば楽しいんでしょうが、私は自分も人も気軽に好きなように飲みたいし飲んでもらいたいなー。と思いますです。 |
5月16日(木) ●いろいろな打ち合わせ。 楽しみな感じのことがいろいろ増えてきて、どきどきするが、うれしい。 家に帰ってさっそく作業。 ●第二回チアキテルが出演できそうな計画が....。詳細は6月のライヴにて告知いたしますぞ。 |
5月15日(水) ●ゲームサウンドの非常勤の講師をしにいっている学校も新学期がはじまり、久しぶりに学校へ。朝早くに家を出て、遠くの学校へ向かう。途中駅で、『うぐっ...』という声が聞こえて、行ってみると、口から血を流したサラリーマンと傘を持った年配の男の人が向き合って、もめていた。現場は見ていなかったので、どういうわけでそういう状況になっているのかまったくわからなかったけど、電車の時間がせまっていたので、そのまま電車に乗る。あの後どうしただろう....。 ●電車の中では、隣に座った女の子のグループがどうやら看護学校の生徒さんたちだったらしく、デカい声で専門用語がちりばめられた会話をしていた。 『あたしさー、あのベッドの上下の枠がさー"ベッド枠"だと思い込んでてさー、そしたら「あれはフレームです、ベッド枠は横です」って赤で直されてんの。きゃははー!あ、そうそう今日さ、目玉焼き買ってく?』 『ううん、あ、ねえ、あたし、どうしよ、アレまちがえちゃった。あの先生ちゃんとすみずみまでレポート見るかな』 『見ない見ない、だいじょうぶだよお』 などとさんざんしゃべった後で、2つ向こうに先生が座っていたことが判明。 『あ、え?は、おはようございます、あの、あれ?先生はどこから乗ってらっしゃいましたか?』と言ったきり絶句していた。まるでコント。 と思ったら後ろに立っていた男の人が突然倒れ、貧血みたいだったけど、看護学校の学生らは、とっさに何かしたいが何もできない、あたしたち、という感じで、はがゆそうだった。 でも、ベッド枠がどれかまだわからない学生さんにはもうすこし勉強してもらってから助けてもらいたいから、よかった。 |
5月14日(火) ●いろんなところに使うイラスト描き。 ●続?尾道日記にもとりかかる。 ●たまっていた洗濯、そうじ、アイロンかけ、冬用の布団干して、しまう、など次から次へとすることを片付けているうちに一日終わってしまった。 ●夜、尾道で買った『セ・パ両リーグの帽子(今は無き球団含む)柄』のお茶碗でごはんを食べてみた。まあ、私はセ・リーグもパ・リーグもどっちにしても満足にチーム名も言えないほど野球知らずなのですが、お茶碗とは思えない変な柄がとても気になったので買ったのでした。子供用なのでちっちゃい。 ●新しく買ったお風呂の洗剤のニオイはどう匂ってもラムネ(飲むほうじゃないほう)のにおい。 ●ホッチキスの針のことを私はずうっと『針』と呼んでいたが、はじめて『ホッチキスの玉』と言っている人に遭遇。玉?針?さてどっち? 『セ・パ両リーグの帽子(今は無き球団含む)柄』のお茶碗(¥100) |