忘れ物はないね?日記2002.1.28〜2.3
2月4日(月) 体調くずして動けない。昨日寒かったからなあ。 不覚にも、せっぱつまったチアキテルのリハを休む事になってしまった。 Romちゃん!申し訳ない!家で手のみ寝ながら練習しときますから。 |
2月3日(日) 雨。 カーネーションの久々のライヴ。しかし電車で眠りこんでしまい、2駅ほど寝過ごして遅刻 今日の対バンはセロファンとニーノ・トリンカ。どちらもすばらしくて、とても楽しかった。カーネーションもいつにも増して勢いがあり、いろんな音が胸にささってきた。セロファンもだけど、こういうバンド、そうはいない。ニーノ・トリンカは初体験でしたが、イタリアの遊園地(行ったことないけど)のような面白さ。本当に三者三様で楽しいライヴだった。いろんなすごい鍵盤プレーヤーも見ると、自分もやらねば(?)、と思う。 会場では、久しぶりに会った人たちがみんなちょっとずつ太っていておかしかった。 終了後、長居はせずきちんと帰宅。途中で、栗原さんとある打ち合わせの電話をして、歌のキーを確認。 本当は音の確認ができる環境でしなければいけないことだったのだけど、それがままならなかったので、外から、電話の向こうでフレーズを弾いてもらってこちらでチラシの裏に書き取る、というインチキをしてしまった。 そこではじめて絶対音感というものが役に立ち、これは自慢してもいいことなのではないか、と思った。今までそんなに持ってて得だなーと感じたことは無かったけど、今日は得だなーと思えたのでよかった。しかし、小さい頃からピアノの音取りなどをやっていればみんな身につくものなので、たいした自慢にはならない。 お腹がすきすぎて、ごはんを勢いよく食べ過ぎ、寒さも手伝ってお腹が痛くなる。またか....。鬼は外。 |
2月2日(土) 私は歯ぎしりがすごいので、それを治したくて歯医者さんへ通ったこともありますが、結局治らず現在に至っている。歯ぎしりをするというのは、噛み合わせがよくないとか、遺伝とか理由はいろいろあるそうで、確かにそう言われてみると、私の父もすさまじい歯ぎしりをするし、噛み合わせについても、私は小さい頃よく顎がカキンカキンと鳴ったりしていた。 笑っていて顎がはずれて口が閉まらなくなる、というのは聞きますが、私の場合、よく顎が開かなくなりました。 今までで一番真っ青になったのは、中学校の時。林間学校での夕食でキャベツの千切りを食べていて、突然口が開かなくなった時です。その林間学校ではなぜか野菜中心の食事で、毎食毎食、すごい量のキャベツの千切りが出されていました。で、あるごはんの時、私も友達と話しながらキャベツの千切りをサクサクと食べていたら、突然『カキン』という音がして口が1cmぐらいしか開かなくなってしまった。口の中にはキャベツが入っているし、友達はヘンな顔をするし、でももう全然口が開かなくて泣きたくなりました。その後10分間ぐらい一生懸命顎のつけ根に神経を集中して、ズレた感じをなんとか元に戻す動きをくり返していたら、再び顎が『カキン』といって、あっさり元に戻りました。なので、続きのキャベツを噛んで、飲み込んで、なんとか難を逃れたのでした。 顎はこわいですね。みなさんもキャベツの千切りなどを食べる時には注意してください。 |
2月1日(金) いやー、二月ですか。如月ですか。節分ですか。もう暦では春ですか。 節分、というと、家は昔から家族で豆まきをしていた。 うちの豆まきは、節分の夜、各部屋に『福は内』のみを3回ずついいながら豆をまき、全部の部屋が終わったら一番最後に玄関から外へ向かって『鬼は外!』と1回だけ豆を投げて、すぐさまバタンとドアを閉めて鍵をかけ、その後はもう外へは出ない、というやり方でした。 これは地方がそうなのか、うちがこういうやり方なのか知りませんが、家の中では『鬼は外』とは言わないというきまりになっています。 あと、豆まきの後いつも気になるのが、豆をまいた後、部屋に転がった豆をみなさんはどうしているのか?ということです。放っておいて、しばらく経った後で踏みつぶした豆が出てくるのもイヤですし、かといって、すぐさま掃除機で吸ってしまうのもなんとなく『福豆なのに....』という後味の悪い感じが残りますね。うちでは、まく時に自分は今何個握っているか、何個まこうとしているかを各自が覚えておいて、まいた直後拾って食べる(!)方式をとっていました。落ちたものを次の日に拾って食べるのはちょっとイヤですが、直後ならわりと平気なもんです。ふうってして食べれば全然どうってことありません。 問題は、ちゃんとまいた分だけ正しく拾えているかで、これをまちがえると、忘れた頃にビューロの下などからイヤな状態につぶれた豆が突然出てくることになります。それと、まだ絶対2個落ちているはずなのに見つからない、という時も、何か胸にもやもやとしたものが残ったまま床に就くことになり、今自分の寝ている布団の下にうっかり豆がつぶれていやしないか、もう手の届かないステレオの裏とかに一個ぐらい行ってしまったんではないか、と不穏な一夜を過ごさなければなりません。それもまたイヤなものです。 別にキレイ好きってわけでもないから、部屋だって埃とかたまってても平気なのに、その埃に豆がからまって、いかにもズサンな感じになっているのはなんとなくものすごくイヤなのです。 だったらまかなきゃいいじゃん、って話ですが、せっかく節分なんだからそうもいくまい、というのがうちの親の持論のようです。 なので今年もまいた直後に拾い食べをするウチなのであります。 |
1月31日(木) とんかつって名古屋の人はやっぱみそかつなの? とよく聞かれるんですが、私はみそかつといえばここ、みたいな感じのものは食べた事ありません。 学生の頃おいしいみそかつ丼を求めて2〜3軒その筋の店をさまよったこともありますが、未だに『これだ!これこれ!』というみそかつには出会っていないようだ。というか、かつさえおいしければ、みそはみそなんだからそこそこおいしいみそかつなのです。どこで食べても。あ、でもみそが甘過ぎるのはよくないね。って、結局うんちくたれてるの?これは。 うちの近所のとてもおいしいとんかつ屋さんは、かきフライもめっちゃめちゃでかくておいしいことが判明した。 かきフライは一個250円で、バラで一個から注文できるすごいかきフライなのです。すごい肉厚で、さぞかし真珠とかを中に寝かせてあげたら寝心地いいだろうなーという感じ。しかしあの真珠を育てる貝も不思議だ。人間がこぞって身につけて喜んでいる宝飾品を育ててしまうんだから、貝もなかなかやるなーと思う。 |
1月30日(水) 打ち合わせ。栗原さんと一緒。 この間から関わらせてもらっている作詞の仕事は、作曲が栗コーダーカルテットの栗原さんといううれしい組み合わせなのです。こども番組の中のアニメーションコーナーに出てくる歌なんですが、栗原さんは第一話からずっと音楽を担当しておられる。私は次回放送の第4話から作詞を担当することになりこの間それを作ったのですが、さっそく今日の打ち合わせでは、先日出した歌詞に栗原さんのすてきな曲がつけられていた。すてきな曲だった。 ライヴハウスなどで一緒にやらせてもらったりする時の栗原さんとはまた少し違って、仕事場での栗原さんはこれぞ必殺仕事のできる男!という大変頼もしい感じで(ライヴの時が頼り無いというのでは全くないので誤解しないででください)。私は終始首をふりふり勉強させてもらっていました。 ところでこの歌は幼稚園にあがる前のこどもが対象のものなので、言葉もとても簡単でシンプルなものを心掛けている。いちばん芯の心の部分をどれだけわかりやすくみじかくそれでいて楽しく伝えるられるか、というのが面白くもあり、勉強にもなる。もっとも作詞のみという仕事自体、はじめてなので、なんとなく自分のエリアが拡がってうれしい。詞を作る時、どうしてもなんとなく曲も同時に作っちゃってる自分があるんですが、実際にはそれと全くちがう、思いもよらないすてきな曲が人の手によってつけられている、というのも新鮮なのです。 それからアニメーションってほんとうに大変なんだな、というのも垣間見ることができて有意義だった。 放送が楽しみです。 |
1月29日(火) 私は月に2回ほど、水曜日に熊谷というところの学校へ非常勤講師をしに行っている。 学校へ行く道に畳屋さんがあって、いつも通りがかりに入り口のガラス戸からにふと中が見えるんですが、そこにはズラーッと紙でこしらえた人形っていうかブツっていうか、なんですか、そういった不思議なモノモノが陳列してあるのです。このことは以前日記にも書いたことがあって、でも文章だけで説明しきれない何かがあるので、どうしてもいつか写真を撮りたいと思っておりました。でもまっ昼間に人のおうちの中をカメラにおさめるのは至難の技。でもついにやりました。学校帰り、ずっと機会をうかがっていた甲斐がありました。この写真はまず、1.通りすがりに隠し撮り(全然失敗)、2.もう一度チャレンジ(また失敗)、3.今度はもう腹をくくってガラス戸の正面から狙い撮り(なのに通りかかった車がガラスに写り込んで失敗)、4.5.6.もうその場に立ちつくして続けざまにシャッターを押す(やっと成功)。といった苦労のたまものなのです。 学生時代に、閉鎖された工場の敷地内部をどうしても撮りたくて、でも高い塀がぐるっと回りをかこんでて、全然外から見えないので、結局電信柱によじ登って内部を撮ったことを思い出してしまった。スクープカメラマンか! で、今回のスクープはこれです。でもこんなのなかなかない。大体こんなふうにちゃんとトラパン履いた赤鬼青鬼なんてのを色紙で作ってる人そんなにおらんと思う。よく見るとちゃんと青鬼は角2本、赤鬼は1本になってて、作ったおっさんかおばちゃんか知らないけど、『青は2本だな...』なんて思いながら作ったかと思うと泣けてくる。すごい見事なのに、妙に下手な感じなのもよい。 よくね、こういう色紙でくす玉つくってるおばちゃんいるよね。タバコの紙で傘とか。ああいうのって全然笑えないけど、これはかなり笑える。あげる、と言われたらかなり困るけど、ずっとここに飾っといてほしい。 鬼の後ろにちょっとかくれてかっぱもいたり、そのほかもう一種類スワンとか、そのむこうにペンギンみたいなのもうっすらいたりして(お雛様の後ろの眼鏡かけてるのは何だろう....?)、なんだかよくわからない畳屋さんなんだけど、これからもどんどん作ってどんどん陳列してほしい。いつか取材でもしよう。思いきって。 お雛様の前にいるワニ↑のようなもの。 |
1月28日(月) ちょっと不調。 かれこれ1ヶ月ぐらい前からテキサスのヴィンテージ機材屋さんとごちゃごちゃやりとりがあって、それはなぜかというと、そこで買ったものがもうとっくにこちらに到着してなきゃおかしいのに全然来ないからなのだ。差出し人は『もうとっくに出したよ』というし、じゃあ荷物の追跡をしようとしたら U.S. Postal service は『もう荷物は出ているから日本国内で止まっているんじゃないか。』といい、日本の郵便局は『まだ税関に入った形跡がないのでアメリカを出ていないんじゃないのか。』というのだ。オマケにその荷物がもし紛失していたら、受け取り人のこちらからは保険の賠償請求ができないので、そういう調査の書類を差出人(つまりテキサスの人)から提出してもらうよう頼んでくれ、という。もうとんでもなくややこしい事態になってしまっている。なので、辞書を引き引き、U.S. Postal service にメールをしたり、差出人にメールしてサポートの協力をあおいだりしているのである。 この一件で辞書はあっという間に黒くなり、頭はみるみる白くなり、ひょっとしたら、私の英語力は果てしなくアップしたのではないでしょうか。ちょっと、アメリカの郵便の人!プリーズインヴェスティゲートよ!インクワイヤーをサブミットするわよ!てな感じで。 いろいろやんなきゃいけないことはいろいろあるが、集中力ゼロ。甘味を体が欲しがっているなー。 気晴らしにスタバへ行き、ラテとシュガードーナツでおやつをする。帰りに古本屋をひやかしたら、またまたかこさとし本(たべもののたび)が特価100円であるのを発見し即買う。あとケーキ屋ケンちゃんのおはなし絵本も200円で入手。なんかガァァァッとしたのが読みたくなって松本大洋のピンポンも買う。そこから八百屋さんに寄って、ブロッコリーともやしとトマトを買ったら無農薬栽培の人参の味見をさせてくれて、すごく甘くておいしかったので1本買う。ドロつき。 家に帰って曲の続き。友達が作っている小冊子の表紙を描くことになって、描いたのをデータで送ったら友達家のMacに不具合が起こって開けないとの連絡があり、うちでプリントアウトしたのを送ることにする。 |